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京料理について
京都の魅力(価値)の一つとして「食」京料理があります。
ここでは、京料理ついて記載させていただきます。
最終更新日:2022/08/11
下記、京料理の要素について記載いたします。
京料理の特色としては、長い都としての歴史(文化)と地理的要因、料理人の日々の探求心の積み重ねが挙げられます。
1、歴史(文化)と結びつき発展
① 公家(有職料理):公家や朝廷で働く人達が御所風料理として楽しんだ歴史を持つ料理
② 武家(懐石料理):侘茶の様式や思想の影響を受けた茶会 (一汁三菜を旨)に出された料理
③ 僧侶(精進料理):野菜を中心とした寺院社会で発達した料理
2、地理的要因
① 良質な水:京都は良質な地下水を豊富に持つ地として風味豊かな薄味の昆布出汁(料理の基本)を磨かれた
② 京野菜:寒暖さが大きく肥沃な土地による独特な野菜(壬生菜、加茂茄子、聖護院大根等)を生かした料理として発展
③ 流通:北海道からの日本海ルート(若狭ルート)の発展により昆布、乾物等が集まる
3、ブランド(価値)力の要因
① 都として人とお金が集まり高いレベルでの競争と技術の蓄積があった事が要因
② 工芸品(漆器・陶磁器・木竹品など)や日本庭園/歴史的建造物伝統文化と結び付き価値を高めた
③ 京都の四季と豊な自然の中で洗練され培われた料理技術
※一次産業(食材)/流通に関わる人々の日々の努力により支えられている事ももちろん含まれます。
上記の要因により「京料理」は、総合芸術(五感で楽しむ)として今も価値を生んでいます。
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